2020-05-11から1日間の記事一覧
Ⅴ 個別具体的検討 1 目的の検討 目的については,まず,目的をきっちりと認定することから始めましょう。ここでの目的は,違憲の対象となっている部分の目的です。すなわち,本件法4条の目的であり,本件法全体の目的(本件法1条)ではありません。本件法1…
Ⅳ 判断枠組みの定立 当事者間において,もっとも争点となり得るのは判断枠組みの定立だと思います。というのも,仮に厳格な審査基準となった場合には,違憲になる可能性が高く,被告としては,これを防ぎたいからです。このように判断枠組みの定立の検討は重…
Ⅰ 改訂者の意図 問題を作る側がどのようなことを考えて作るのかを知ることは、意外に問題分析にとって役に立つことが多いです。司法試験においては、出題趣旨で出題者の意図、採点実感で採点者の意図がわかるようになっています。出題趣旨で出題者の意図を把…