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司法試験・予備試験受験生やロー受験生のモチベーション維持のために、定期的に問題の検討をしていきます。

advice : 読み解く合格思考〔憲法〕改訂版の使い方を研究する~その5:統治編

今回は、第5部(統治分野)の使い方を研究したいと思います。

予備試験では3年おきに統治が出るという傾向があり、今年はその年ではありませんが、一応やっておかないと不安な受験生も多いと思います。

本書では、統治が薄いという評価を受けていますが、受験的にみれば、最低限の本質部分を押さえているので、あとはみなさんが知識を書き足していってもらえればと思っています。

どう書き足せばいいのか。そのあたりを研究したいと思います。

 

1 改訂にあたって…

 改訂にあたって、この部分は一切変更を加えませんでした。司法試験において、統治分野は出題されていない分野であり、受験勉強の優先順位として低いものです。なので、本書でもあまり量はありません。ただ、最終的には触れてほしい部分でもあります。本書は、その触れる際に、役に立つようなことを最低限書いてあります。

 

2 どこを覚えるべきか。なにを付け加えるのか。

 覚えるというよりかは、基本的には理解してほしいと思います。特に、解法パターンを押さえた上で、そのあとに書かれている内容がどういう位置づけなのかを理解してください。

 試験対策として絶対に覚えておいてほしい部分は、裁判所の権限と内在的制約の部分です。司法権の定義はちゃんと覚えましょう。それ以外は、理解しておくことです。

 ただ、理解していく中で、言葉の意味が分からなかったり、ここが問題になりますとだけ書いてあったりする部分があります。その部分は、ちゃんと調べて、書き足してください。そういう風に書き足していけば、統治部分が完成します。特に外在的制約の部分は、問題の所在だけが書かれていて、そのあとの判断枠組みなどは書かれていませんので、その部分を学習してください。

 

3 問題演習

 どの問題を演習するかは難しいところです。市販の問題集をあえてやる必要があるのかと言われると、そこまではいらないんではないかと思ったりします(実際に、私自身、統治に特化した問題をやっていません。)。個人的には、予備試験の問題をとりあえずはこなしておけばいいのではないかと思います。

 

統治分野は私もあまり勉強していない領域です。そういう部分こそ、本書の内容くらい理解しておけば、出た時になんとかなります(あとは、択一で勉強しておけばいいと思います。)。

さて、全5回にわたって、本書の使い方を研究してきました。みなさんの参考になれたらなと思います。

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では、また~